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浜田山通信 №218 [雑木林の四季]

栄枯盛衰の世の習い

              ジャーナリスト  野村勝美

 モリカケ問題やら日大アメフト事件は権力者があくまでもシラを切り通し、非核化交渉もさてどうなるものやら。スポーツ関係では相撲がやはりおもしろいし、大リーグの大谷二刀流の活躍で一日中TVばかり観ている。天気の悪い日など一歩も外へ出ず、買いだめした本でも読めばいいのだが、その根気は続かない。2、3人残っている友人に電話をすると、まあそんなもんだよと慰めてくれるだけだ。
 このところ大物芸能人の訃報が続いた。 西城秀樹(63)星由里子(74)朝丘雪路(82)。皆私より大分若いから、彼らの最盛期を私は知らない。とくに西城秀樹は全く興味がなかったので、「傷だらけのローラ」など初めて聴く感じだった。野口五郎とともに新御三家といわれた郷ひろみだけは、出てきた頃、ライバル誌「週刊朝日」がトップ記事で取り上げたので憶えているが、彼のヒット曲も知らない。2回りも年が違うと上の人のことは憶えているが、下の世代のことはあまり記憶に残らない。もっとも西条ひでき、浅岡夢路とメモする始末なので当方のボケも関係ありなのだろう。
 ということで朝丘雪路はよくおぼえている。年も近いし、何よりお色気があった。ボインでかわいいなどという表現はセクハラ的かもしれないが、私は好きな女優の一人だった。津川雅彦と結婚した時は、若くて色男の方がいいのかとがっかりした。長門裕之にはインタビューをして好感を持っていたが、津川は右派的言動もあり、あまり好きではなかった。朝丘の死因はアルツハイマー型認知症だという。私のいちばん下の妹が60代で発病し、もう何も判らない。妻の葬式に来てくれた時はまだ少し変だと思うくらいだったのだが、私自身が郷里の福井へ出かける元気もないので現状は知らない。何一つしてやれることがない―。
 津川は症状については何一つ語らなかったし、マスコミも追及しなかった。当然である。ただ津川がおもちゃ屋の経営に失敗し、借金を払うために雪路名義の住宅を売却したことは記事にあった。美人画伊藤深水画伯の娘で父親の資産をひきついだのだろう。
 津川の経営するグランパという店はドイツの木製玩具など輸入ものが中心で、日本の子供たちに人気のゲームやおもちゃは扱っていなかった。まだベビーブームの影響が残っていて、高級玩具もそれなりに商売にもなった。荻窪駅のタウンセブン一階だったと思うが、当時私もおもちゃ屋をやっていたので見学に行った。荻窪駅北側には菅原文太夫人もおもちゃ屋を開いた。
 その後、アメリカのトイザラスが全国展開した。父ブッシュが来日した目的はトイザラス一号店の開店をあわせたものだったが、そのあおりで日本中のおもちゃ屋、問屋がつぶれた。アメリカのトイザラスもことし廃業した。幼児でもスマホをあやつる時代。栄枯盛衰、世のならいである。
 映画といえば、毎日時代いっしょだった松島利行君が5月11日死去。映画好きで人懐い、いい男だった。80歳。「風雲映画城」「日活ロマンポルノ全史」など。

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