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雑記帳2018-6-1 [代表・玲子の雑記帳]

2018-6-1
昭島市にあるリサイクル洗瓶センターを見学しました。

立川市に隣接する昭島市は工業団地をかかえるほか、横田基地にも近いため、防衛省からの交付金がおりることから、面積は小さいながら財政的にはゆとりがあるようで、地域の学供施設(会館)が11箇所もあります。お金を何に使うかは自治体の勝手ですが、市民からみれば羨ましいところ、住民の文化活動も活発です。
また、水のきれいなまちとしても知られ、都内では唯一、都から供給を受けないで、水道事業が成立している市でもあります。

目指す洗瓶センター「きょうされん」は、駅から徒歩10分余りの工業団地の中にありました。
いまから、25年前、瓶のリユースをすすめたい生協と、障害者の働く場所を確保したい福祉施設の思いが重なって生まれました。

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便利なプラステイックに押されて瓶の利用は苦戦していますが、環境の視点からも、食品の保存上からも瓶は優れ物、リユースがもっと普及してほしいと思っています。

作業所の職員、黒沢さんから説明をうけたあと、工場内をみせてもらいました。
今扱っている瓶の種類は36種。様々な形や大きさに対応してきました。風島や山名h氏、長野県などの酒造会社のものが大半ですが、中には杉並区や練馬区など都内自治体からもものもあります。こちらは形も大きさも不ぞろいのため、一旦は業者が引き取って分別したあとにセンターにもちこまれます。

一日に持ち込まれる瓶の数は30,000本。年間440万本の瓶を洗います。洗浄自体は機械ですが、ラベルなど落ちない場合は手動です。選別や取り出し、給瓶や積み下ろし、洗い終わった瓶をケースにつめて割れないようにケースごとラッピングする作業など、工程には最終的には人の手がかかせません。難しいラッピングをみごとにこなす作業員はみんなの人気者です。

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障害には身体障害や知的障害、精神障害などさまざまある中で、「きょうされん」は、それぞれの障害に特化した職場ではなく、障害の違うひとたちが一緒に働く場所をめざしました。60人の従業員(センターでは利用者さんとよばれています。)の中には、病気のために障害をかかえるようになった元会社経営者もいれば、大人になって発達障害だと分かった人もいるのです。
時給は150円~550円。仕事の内容によって異なりますが、熟練すると、健常のスタッフよりも早く上手に作業をこなすようになります。平均月収は55000円。通常の福祉作業所で働く人の賃金に比べればずっと高いけれど、目指すは一般労働者の最低賃金です。また、全国でも珍しい、交通費の支給されます。

所内には「にじの会」という自治会があり、会長、役員は選挙で選ばれます。
総会で、その年の目標を決めたり、レクレーションの中身も決めるのです。全員で小旅行を楽しむこともできます。メンバーのメンバーによる、メンバーのための会です。失敗しても責めない、誰もが参加できる、がモットー。普通に、まことに人間らしい職場だとは思いませんか。

報酬は細かく分けられた各作業の評価が目安になります。その項目が妥当なのかは常に見直しが必要だし、いったい、評価することに意味があるのか、あるいは、障害者にはここまでの作業しかできないという思い込みが壁をつくっているのではないか、など、考えなければならない課題はたくさんあると黒沢さんは話してくれました。

今後国内ではさらに高齢化がすすみ、労働力が減っていく時代、誰もが障害者になるかもしれない社会で、安心して働ける職場づくりは、何処もが抱える問題です。 
きょうされんの「にじの会」の形は障害者の職場だから可能だったのではない。労働者は、自らの意思で、働きやすい環境をつくりだしていく。政府が成立を目指す働き方改革は別の面でクローズアップされているようですが、現場ではすでに、新しい働き方改革は始まっているのではないか、そんな気がしました。

◆芝増上寺は徳川家の菩提寺です。

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14代将軍家茂の正室、和宮の誕生月にちなんで、境内にある、和宮ゆかりの茶室「貞恭庵」で5月27日、お茶会が開かれました。
茶室は、和宮が晩年くらした南部藩上屋敷の住まいから増上寺に移したもので、武家の作りは簡素ながら趣のあるものでした。
アヤメ祭りで名高い潮来から運んできたというアヤメなど160本余りの花菖蒲で、一夜限りの菖蒲園をつくりあげたそうです。

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床の窓からは潮来から運んだというアヤメ
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網代の天井
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4畳半の茶室の床の間と床窓

5月は端午の節句ゆえ、お菓子は口粽(ちまき)。邪気を払うという言い伝えがあります。また、供されたお茶は静岡県足久保の産です。

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足久保は安倍川の支流足久保川の流域で、静岡茶発祥の地。鎌倉時代から茶葉で栄えた歴史ある地域です。
駿府に隠居した徳川家康は茶の湯を好み、中でも足久保のお茶を愛でたといわれています。綱吉時代から60年間、足久保のお茶は江戸城へ「御用茶」として献上されました。
静岡茶の心にブレンドされるため、単独で流通することは少ないそうですが、この日は特別に足久保茶をわけてもらいました。

茶がらにはたんぱく質やカロチン、食物繊維が豊富です。お茶の栄養を100%利用するために、出がらしの茶葉を細かく刻んでふりかけにしたり、乾燥させて粉末にしたりしますが、亭主の茶雅馬茶道教室の先生のお勧めは、鰹節をかけておひたしのように味わってほしいということでした。ポン酢やめんつゆも良しなので、早速試してみようと思っています。

和宮は維新後いったんは京都に帰りますが、兄の明治天皇の勧めで再び東京にもどります。その時住んだのが赤坂にある南部藩の上屋敷でした。
家茂との結婚生活は長くはありませんでしたが、仲むつまじかったようで、死後、徳川家の霊廟に、家茂と並んで葬られています。

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