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雑記帳2018-8-1 [代表・玲子の雑記帳]

雑記帳2018-8-1
◆今年も立川の元気な農家をたずねました。

農業経営者クラブと消費者団体が連携して毎年、この時期に行っているのが「畑見学」です。市内北部、五日市街道沿いに広がる、都内でも有数の農地を見学して交流する取り組みは、農家にとっても消費者の生の声を聞くまたとない機会だと期待されているものです。今年は7月中旬、国分寺市と接する、市内東部の3つの圃場を訪ねました。

最初に訊ねた高杉さんの畑は今、トウモロコシです。
当主は50代、軒先販売を主体に、89歳のお母さんは現役の売り子で頑張っています。
新規就農を目指す二人の研修生もうけいれていて、一人は秋田からやってきた若い女性、もう一人は定年退職した元消防士さんです。
1月に種をまいたトウモロコシは寒さに弱い(霜げる)ので、ビニールハウスで冬を越します。5月初めに収穫を始め、7月中旬にはそろそろ終了です。
収穫のタイミングは先端部が茶色にこげかかってきたところ、それを過ぎると粒がかたくなるそうです。その時期は2~3日が勝負といいます。

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一面トウモロコシ畑
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先端が焦げ茶色になって収穫ごろのトウモロコシ

農家がこれだけ神経を使って適期をみきわめ、収穫したトウモロコシは、何と言っても軒先販売が一番でしょう。この時期、トウモロコシの軒先販売には東京でも行列ができます。
高杉さん曰く、「夜間に気温の下がる高地なら甘みはより増すけれど、東京の農家ならどこでも味は一緒です。」

2軒目の網野さんのハウスではエディブルフラワーを栽培していました。エディブルフラワーに取り組む農家は立川ではまだ多くはありません。
水やりには井戸水を使っているそうです。この地域では100メートルもほれば何処でも水が出るということでした。
路地の野菜は今、枝豆とトマトが収穫の時期です。取り立てのトマトと枝豆の試食に歓声があがりました。

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ハウスの中のエデイブルフラワーたち
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黄色のネットの中はきゅうりの苗です。
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立川のトマトはおいしい!

新藤さんは今年2月の東京都農業大会で、最優秀農業者として表彰されました。
代々植木農家でしたが、ご本人は花が好きだったので、花卉農家に転身したとか。ニチニチソウやベゴニア、コリウス、パンジー、ビオラなど、数万鉢の花を栽培しています。
切り花なら近くの日野や西砂に、鉢物なら青梅や砧、大田など、東京にも結構花市場がありますが、新藤さんは青梅に持っていくと話していました。
トネリコの林の一角ではカブトムシを育てています。お土産にカブトムシをもらって、みんなにっこり。

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ハウスの中はポットの花たちでいっぱい
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林の中のカブトムシ

今年は梅雨明けがはやく、猛暑が続いていましたが、欅やトネリコなどの大木の茂る植木畑の中は心地良い風がぬけます。あらためて、都市の中にある樹木の有難さを感じました。東京都でも、オリンピックに向けて、木陰を作ろうと呼びかけているようです。

昼食と交流は例年通り給食センターでおこないました。
この日のメニューは鰻ご飯、マメアジのから揚げに沢煮椀。
経営者クラブでは最初、トウモロコシの試食を検討していたそうですが、皮のついたトウモロコシは給食センターに持ち込むことができず、残念ながらかないませんでした。市内の小、中学校生徒数千人の給食を共同調理する現場では時間や安全面で制約があるのです。
6つのグループに分かれた交流会では和気藹々、活発な意見交換が行われました。
初めての参加者からは異口同音に、普段入れない畑に入れて農家のご主人や奥さんと話ができたことに感動したという声がきかれました。また、以前参加したことがあるが、農家の世代交代が進んでいるのを感じたという人もいました。一方、農家からは、値段を自分で決められないのが悩みという率直な声がありました。

◆7月29日、水野タケシさんの、「シルバー川柳入門」の出版記念パーテイがありました。

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会場の「クルーズクル-ズ」は日本で一番地価の高い鳩居堂の隣のビルにあります。当日の会場は50人ほどの参加者でいっぱい、水野さんの顔の広さ、仲間の多さを感じさせるものでした。
私自身は、「往きは良い良い、帰りは……物語」の風花さん、五七さんやひろばさん、「読むラジオ万能川柳プレミアム」の平谷さんなど、お会いしたことはなくても紙面でおなじみの方々にお目にかかることができました。

挨拶にたった、河出書房の編集担当者、谷口さんの話によると、シルバー世代にとって、川柳はいわば現代のツイッター。水野さんの「シルバー川柳入門」は好評で、間もなく重版も出るとか。売上は西日本豪雨の被災地に贈られるそうです。

水野さんと知の木々舎のお付き合いは、現在61回になる「往きは良い良い、帰りは……物語」からでした。
月1回の俳句の会、こふみ会が開かれると間髪をおかず会の写真がメールでおくられてくる、仕事の早い人だと思ったものです。その後、ご本人の「読むラジオ万能川柳プレミアム」(FMさがみで毎週放送される「ラジオ万能川柳」を文字におこしたもの)が投稿されるようになると、これもまた放送が終わるやいなや原稿が届く、そのフットワークの軽さに舌を巻いたのでした。それはまことに、軽さを武器に世相をきりとる、川柳の申し子のように思えました。

この日、一番の呼び物はあらかじめつくってもらった川柳を「ひど井どつき」なる水野さんが講評するというものでした。ひど井どつき」は俳句会の売れっ子、夏井いつきさんのパロデイというのですから、こちらも如何にも川柳です。
5人の出場者の川柳は、才能あり、凡人、才能なしなどと評価されるのです。お題は「老眼鏡」。今はやりの「ハズキレンズ」でもOKです。
そのうちのお一人、多比羅孝さんの川柳の評価はなんと「才能なし」でした。
多比羅さんは実は、30年前に水野さんが通った「コピーライター教室」の先生です。
「スカッとさわやかコカコーラ」で知られる、コピーライターの草分け的存在。その師匠にむかって「才能なし」とは…と一瞬、誰もが思ったはずです。コピーライターの世界では重鎮でも川柳は畑ちがいということでしょうか。
そして、ひど井先生は自らの模範川柳「南果歩 ハズキレンズを まっぷたつ」を披露し、胸をそらして「川柳はこれですよ、これが川柳です」とおっしゃる。その時の水野さんは少年のようでした。

一方、多比羅さんは、終わりの挨拶で、30年前の教室で、「清少納言に野球を教える」という課題に、水野さんが如何に真剣に取り組んだかをあかしました。その時の姿勢が今日の水野さんを作った、と、あくまでも優しい多比羅先生でした。

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会場の多比羅先生
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ファンのために自著にサインする水野さん

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水野タケシ

横幕さま、7月29日のパーティー、ありがとうございました!!

お会いできてうれしかったです!!

超高齢社会、「心のつぶやき」を手軽に表現できる川柳は、
ますます注目されると思います。

楽しい川柳がさらに広がっていくよう、これからもがんばってまいりますので、

どうぞさらなる応援をお願いいたします!!

タケシ拝
by 水野タケシ (2018-08-01 05:42) 

平谷妙子

横幕さま、暑い中、熱いパーティーに参加でき、いい時間を過ごせました。紹介の文の中で、わたくしの名もあげてくださり、ありがとうございます。びっくりです。

印象に残りましたのは、多比羅先生の締めの挨拶です。
まるで、童話を読むような優しい声で、弟子の水野タケシ先生が多くの友人知人に囲まれていることを喜んでいらっしゃいました。

人間関係が薄れる中、師と弟子。友人、応援する人。
その輪を短いうちに築かれたタケシ先生のフットワークには驚かされます。

タケシ先生が人の悪口を言っていることを聞いたことがありません。
どの方に対しても、最大級の賛辞を惜しみません。

帰りの鳩居堂さんで、友人たちに送る小さなうちわの手紙を買い求めました。

私の人生もシルバーの時代に。
落ち着いて、いぶし銀のように光りたいと思っています。
言葉とともに。

ありがとうございました。
by 平谷妙子 (2018-08-02 12:58) 

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