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雑記帳2018-9-1 [代表・玲子の雑記帳]

218-9-1
気温8度の地下神殿は絶好の避暑地。

例年になく梅雨開けが早かった今年は、これまでにない暑さに悩まされることになりました。「命にかかわる危険な暑さ」と言う言葉を何度耳にしたことか。熱中症で病院に運ばれる高齢者もあとをたちませんでした。「不急不要の外出はさけましょう」まるで、台風時のような呼び掛けが毎日の挨拶でした。
そんな中、「神秘の絶景大谷資料館&碧く透き通る木の俣渓谷」の日帰りバスツアーを見つけました。

四国の庵治石や水石のような硬い石を見なれた私には、なじみのないものでしたが、栃木県産の大谷石は、昔から一般の住宅にもつかわれていました。コンクリートが普及するまでは、土台石としても利用されていたのです。

石の特徴や用途はWikipediaによると、「軽くて軟らかいため加工しやすく、さらに 耐火性に優れている。このため住宅(かまど、石塀・防火壁、門柱、敷石・貼石など)、蔵や倉庫、大きな建築物の石垣、斜面の土止め石(擁壁)といった幅広い用途を持つ。耐火性・蓄熱性の高さからパンやピザを焼く窯や石釜の構造材としても用いられる」。 先日訪ねた行田の足袋蔵にも大谷石は使われていました。
多孔質の独特な風合いは、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが、帝国ホテル旧本館(東京)に用いて広く知られるようになりました。

宇都宮市の郊外にある採石場の跡が今、資料館になっています。資料館では、8世紀、下野国分寺の土台石として使われた時代からの歴史や、手掘りから機械化された変遷を学ぶことができます。戦争中は陸軍の軍事工場や秘密倉庫にもなったとか、ちょっとミステリアスなところも人気なのでしょうか。

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資料館入り口
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展示室
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資料館近くにあるむき出しの大谷石の岩壁

石はめずらしいことに、山を削るのではなく、地下にむかって掘られたので、120段の階段を下りて行けば平均気温8度の空間がひろがります。広さは2万平方メートル、東京ドーム2個分の未知の空間は、今でも貯蔵庫として使われるほか、多くの映画の撮影やコンサート、舞台公演や展覧会などのイベントに利用されています。

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華道家假屋崎省吾氏の作品の前では朗読やコンサートも行われた。
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フランスのドンぺリオンが日本最初に上陸したときの記念のワインも展示されている。

大谷資料館近辺には食事の場所があまりないので、那須塩原のあたりで、お昼はお弁当です。
日光や那須、塩原などの観光地のある宇都宮は駅便発祥の地、その地の松廼家さんの弁当が出ました。こちらは芭蕉の「奥の細道」に因んだ弁当です。

包みには「あらたうと 青葉若葉の 日の光」。なるほど、芭蕉はこの道をあるいて日光へ入ったのかと、一人うなずいたものです。

深川で暮らしていた芭蕉の、数少ない持ち物の一つに、米入れにしていた「瓢」があったということで、折の中心には瓢の形をした玄米と白米のご飯です。(ちょうど芭蕉の生きた時代、江戸の市民の主食は玄米から白米に変わろうとしていたのです。)米粒が残り少なくなると、弟子たちがそっとお米をいれておいてくれたとか。

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                       「芭蕉気分」と名付けられたお弁当

弁当につきものの、こんにゃくやきのこ、里いも、トウガラシなどはみな芭蕉の好物だったそうです。好物は句にも詠まれてました。
    たけのこや 雅(おさな)きときの 絵のすさび
    ものひとつ 瓢はかろき 我(わが)よかな
    蒟蒻の さしみもすこし 梅の花 

この日、同時に訪ねたのは木の俣渓谷でした。
木の俣川は関東地方第3の大河、那珂側の支流です。那珂川は清流としてしられ、天然鮎の漁獲量が日本一だそうですが、上流の木の俣渓谷にも涼をもとめて、夏は親子連れでにぎわいます。この日は夏休み最後の日曜日とあって、キャンプや水遊びの車で駐車場はいっぱいでした。手をひたせば、冷たい水が心地よい。渓谷に響く子どもたちの歓声をきくと、東京の小学校ではあまりの暑さでプールも禁止になったことが思い出されました。

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エメラルドグリーンも美しい渓谷の流れ
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なぜか名前は巨岩吊り橋、歩くと揺れます。
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珍しいオオバヤナギの群生林

値段を抑えたバスツアーに参加すると、必ずおみやげを買う場所がセットになっています。今回のツアーの最後に益子の外池酒造にたちよりました。奥多摩の澤乃井酒造を見学したあとだけに、今年は酒蔵見学がつづきます。(創業が文政12年(1829年)ということですから、元禄年間に創業した(1610年)澤乃井がいかに古いかが判ります。)
外池酒造の銘酒「燦爛」は今年の全国新酒品評会で金賞を受賞しました。

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外池酒造
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蔵の中は資料展示館
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金賞を受賞した「燦爛」

造り酒屋はどこも地域の産業の担い手としてだけでなく、文化やまちづくりにも貢献しています。古い蔵を利用した併設のカフェギャラリーでは、仕込み水の水出しコーヒーや利き酒ができると人気です。「酒造りは米作り」をコンセプトに田植えや稲刈りも体験するイベントもおこなっているということでした。
参加者はさすがにお酒の好きな人が多いようで、皆両手に重そうな酒瓶をさげての買い物でした。私が買ったのは酒まんじゅう、これが意外においしかったです。

益子に入る前、これも那珂川に注ぐ江川にかかる龍門の滝を見学しました。幅20メートル、高さ65メートルの堂々たる滝です。近くにJR烏山線の烏山駅があり、列車と滝が見られると、鉄路の愛好家もよく訪れる場所だそうです。
道端の野草の中に、季節の花、キツネノカミソリを見つけました。ヒガンバナ科です。あと1か月もすれば秋の彼岸、涼しくなるのがこれほど待たれた年はありません。

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龍門の滝全景
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キツネノカミソリ

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