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浜田山通信 №231 [雑木林の四季]

日産・東京五輪・大阪万博

                           ジャーナリスト  野村勝美

 私は80歳直前に車をやめた。日本中ずい分とあちこち回ったがいい思い出になっている。車種は最初トヨタ、その後子供の同級生が三菱に入ったので何代か三菱車の世話になった。いまたまに孫が乗る車はもう15万キロくらい走っていてどこも悪くない。こんな車を作っていたらもうからないんじゃないかと思っているうちに日産・ルノー連合に合併してしまった。おかげで3社連合はトヨタを抜いて販売台数世界2位、トップはフォルクスワーゲン、4位がGM。私はひそかにトランプさんがアメリカのラストベルト復活のために日産ルノーにねらいを定め、カルロス・ゴーン追放をしかけたのではないかと疑っていた。しかしそれもどうやら違うようだ。27日にはミシガン州やオハイオ州のGM工場閉鎖が発表された。
 うちの孫たちをみても車をシェアしているのさえ一人もいない。私の長男は16歳になると同時に上野の中古バイク市場に雨の降る中買いにでかけ、なかなか帰ってこないので迎えに行ったことがあった。この子はもはや60を超えている。あの頃はとにかくバイク、自動車の時代だった。隣の電器屋さんはTVや白物家電が売れて売れて、真っ赤なフェアレデイーZを乗り回していた。私が新聞社に入社し、配属されたのが横浜支局。日産横浜工場で何100人かの首切り反対闘争があり、私は組合員に同情的だった。以来どうも日産にはいい感情を持てず今日に到っている。
 それにしてもルノー・日産・三菱連合とはいかなる経営体なのか、会社は別々でルノーはフランス、日産、三菱は日本の株式会社、連合としては利益も何もないものか。カナダやメキシコ、中国くなどに造った工場はどこのものなのか。そのとき売上やら利益、税金などはどうなっているのか。そんな初歩的なこともわからないので、経済にいくらか強い友人に電話で聞くと、「俺は自動車には全く興味がない。環境破壊の最悪な原因は自動車だ」とにべもない。たしかに大気汚染は、車がハイブリットカーや電気自動車に変わっても、これまでに蓄積された汚染物質はなくなりはしない。廃車後のボディの鉄鋼やシートのプラスチックなど、再利用できないものばかりだ。昔あの石原慎太郎の都知事時代、ジーゼル車の都内進入を規制したことがあった。要するに自動車は環境破壊の最たるもの。これ以上作ってはいけない。人生そろそろ下り坂。人間はその覚悟が必要なのだ。
 それなのに、またぞろ東京オリンピックに続いて大阪万博とは。50年、55年昔とは世界中が全く違う。前の万博の時は、本来すね者である私は行かなかったが、妻と子供二人は友人の家に“民泊”して感激していた。今はどうだ。いくら日本人は祭りが好きといっても意気の上がりようがない暮らし向きだ。55年前日本人の半数が見に行ったそうだが、いまはもう見たいものもないだろう。まして嫌韓、嫌中の日本に韓国や中国が来るわけがない。万博はおろか東京五輪さえ見れるのかどうかの老生がいうべきことではないだろうが。

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